「ユニクロ初任給255,000円」のニュース。経営者はすぐに何をすべきか。
昨日も、そして今朝の新聞でも大きく取り上げられていた、「ユニクロ2020年の初任給を255,000円に」のニュース。
現在の210,000円を255,000円にする予定、それが何度も報道されているわけです。
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このニュースを聞いた社員は、おのずと自分の給料との比較をします。そして、「・・・・」
「ユニクロはユニクロ、うちの会社はうちの会社だから!」とパッを気持ちを切り替えられる社員は少ないでしょう。すぐに行動を起こさないにしても、モヤモヤのタネとして心に沈んだままになってしまうかもしれません。
そして、経営者にとっても、このニュースは、驚き以上に「自社の社員がどう思うかな」という不安のタネになりますよね。
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さて、では、経営者はどうするか。
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まさか、「ユニクロがよければユニクロに行けばいい」だなんて、冗談にしても、そんなことをおっしゃる方はいらっしゃらないですよね。
そしてもちろん、「うちも上げるぞー」だなんて、無理でしょう。普通。なぜなら、新卒だけでなくすべての社員の給料を見直さざるを得ませんから。(新卒より、新卒に仕事を教える先輩の方が給料が安い、だなんて、先輩には耐えられません。)
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それでは。何もしないで(何もできないで)見て見ぬふりでそーーっとそのままにしておきますか?
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おそらく、ほとんどの経営者は、この「見て見ぬふり」になるのでは。
でも、社員は、人間は、1人でモヤモヤしていると、思考がドンドン良からぬ方向に行ってしまいがち。そして、会社から気持ちが離れてしまう1つのきっかけになってしまうことも。
そこで私のお勧め、「ユニクロのニュース、まずいなあ」と思われる、そんな方こそ、一昨日書いた「ポツンと新卒にしないで」と同じことをする。「ポツンとしてモヤモヤ」にならないよう、今日こそ経営者がみんなに声をかけていきましょう。経営者から声をかけられる、それだけで、社員は気持ちが明るくなります。
このニュースも、社員はすぐ忘れるだろう? いえいえ、優秀な社員ほど、ニュースに敏感ですし、そして真剣に考え込んでしまうもの。
今日こそ経営者は、社員に笑顔と前向きな一声を!
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(追記:そして、うちもやっぱり、ちょっと給料を見直さなくてはいけないかなぁ?そんなときは西遠労務協会(053−436−1033)にご相談ください。ユニクロではなく、地元水準と比較した貴社の給料の水準をみえる化させていただきます。)