厚生年金パート適用拡大へ 「50人超」案有力

厚生労働省は11月13日、パート労働者などの短時間労働者の厚生年金の適用拡大に向け、企業規模要件を緩和する方針を固めました。

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現行では「社会保険加入要件を満たす従業員」が501人以上いる企業(=特定適用事業所)が短時間労働者の社会保険加入適用対象事業所となっていますが、この人数要件を「50人超」に段階的に引き下げる案が有力視されています。

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現在は「特定適用事業所」で勤務する短時間労働者が、
・週20時間以上働いている
・月収8万8千円以上
・雇用期間が1年以上見込まれる
などの条件を満たせば、厚生年金に強制的に加入する仕組みになっています。

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厚労省は企業規模要件を緩和した場合の推計をまとめており、「50人超」にした場合、加入者は約65万人増加する見込みだとのこと。

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この要件が緩和されると、中小企業にとって大変大きな影響があると同時に、働く短時間労働者側も、これまで以上に自分自身の働き方を見直したり、場合によっては転職を考える方も出てくるでしょう。

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かなりの影響が予想される今回の要件緩和の話題。

また新たな情報が入りましたら、ご紹介させていただきます。