年次有給休暇の取得 過去最多に

厚生労働省による、令和2年「就労条件総合調査」によると、労働者1人あたりの平均有給取得日数は10.1日で、昨年の9.4日から0.7日増加しています。
(100〜299人の企業の平均有給取得日数は9.2日、30〜99人の企業は8.7日。)

また、有給の計画的付与制度(労使協定を結ぶことによって、有給取得日を計画的に割り振ることが出来るようになる制度)がある企業割合も43.2%と、前年の22.2%から大幅に増加しています。

この調査結果、昨年4月にスタートした有給休暇5日取得義務の効果とも考えられますが、有給取得を奨励することで、「有給を取得しやすい職場環境」であることを求人のウリにする企業が多くなっていることも影響していると思われます。

ところで、各社員の有給取得状況、チェックできていますでしょうか?!
有給5日取得義務がスタートし、早1年半。
取得状況のチェックのために人事労務担当者が休めない…なんてことにならないよう、取得状況を確認するツールを利用したり、有給が取得できていない特定の部署や社員がいるのであればそこに焦点を当てて取得状況を確認するなど、社内の実情に合わせて上手にチェックをしていきたいですね!