厚生年金の未納対策・・・果たしてその効果は?

 今日は朝から事務所に閉じこもって溜まった事務仕事を片付けていました。今日の午後から連休にかけて雨模様のようでとても残念です。

 

 さて、1/10(木)の日経新聞の記事を紹介いたします。

 

 −厚生年金の未納、強制徴収・悪質企業に圧力、08年度から−

 厚生労働省は2008年度から厚生年金の保険料を納めない企業への対策を強化する。社会保険庁の職員が企業を個別に訪問し保険料の納付を促すほか、従わない企業には差し押さえなどの強制徴収をする。一連の年金記録漏れ問題では、従業員から保険料を集めながら、社保庁に納めない悪質企業の存在も発覚した。従業員が保険料を納めたのに年金をもらえない「意図せぬ無年金者」を防ぐ狙いがある。

 厚生年金は全ての法人事務所と従業員5人以上の個人事業所には加入する義務がある。だが社保庁が把握しているだけでも支払い義務があるのに支払っていない未加入事業所が06年度末で約9万7000ある。05年度末と比べ3万4000あまり増えた。大半が中小企業で、保険料負担を嫌い加入を怠る企業が増えている。(記事終了)

 

 今さら・・・という感もありますが、個人的には年金制度を維持するためにも徹底してやってもらいたいと思っています。

 

 昨日も、社会保険事務所に1件年金相談に行って来たのですが、昨年末から届き始めた「ねんきん特別便」の影響でとても混み合っていました。お知らせが届いた当事者からすれば、同封されている加入記録に問題がないと思っても、届いたからには何かあるのかも・・・ということで相談に来られる方も多いようです。

 

 そして、年金制度をあまり知らない人が窓口で加入記録など見せられても、さて、何が書かれているやら分からないということが多いようで、1人の相談時間は長時間に及び待ち時間は果てしなく長くなってしまっています。

 

 年金制度は、たしかに複雑で分かりにくいものとなってしまっています。私も、この仕事につくまで関心がまったくありませんでしたので他人のことはいえませんが、年金制度を分かりやすく作り変えることはもとより、大切な年金制度をもっと若い年代から勉強する機会を作っていきたいものです。