雇用保険料率が改定されました(R4.10〜)

西遠労務ニュースでもご案内させていただきましたように、今月から雇用保険料率が引き上げられ、労働者と事業主、それぞれの負担分が増えることとなりました。

○10月からの新しい雇用保険料率は?
・一般の事業 労働者負担分:5/1000(旧:3/1000) 事業主負担分:8.5/1000(6.5/1000)
・建設業   労働者負担分:6/1000(旧:4/1000) 事業主負担分:10.5/1000(8.5/1000)

例えば・・・
10月分より、月給(総支給額)が30万円である場合の労働者負担分の雇用保険料は、
・一般の事業:300,000×5/1000=1,500
・建設業  :300,000×6/1000=1,800
となります。

○なぜ保険料率が上がったの?
雇用保険料は、失業給付や雇用調整助成金の財源となっています。
新型コロナウイルスの影響で、雇用調整助成金の支給額が増え続け、財源不足が課題となったために、
雇用保険料率が改定された、と言われています。
※ちなみに、令和3年度だけで、50,898.85億円の雇用調整助成金が支給されたことが発表されています。


10月支給給与計算では、新雇用保険料率の適用をお忘れのないよう、ご注意ください!