年次有給休暇の取得促進(時季指定)5日日間のこと
昨日厚生労働省から、
年次有給休暇の取得促進(使用者側からの時季指定)について、
今進められようとしている方向が発表されました。
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正社員の約16%が、年次有給休暇を1日もとっていない、
そして、有休をほとんど取っていない社員は、長時間労働者の比率が高い、
調査の結果、それがわかったのだそうです。
国は今、「働きすぎ防止」のための対策をいろいろ考えているのですが、
今回の事案「年次有給休暇は、年に5日は取らせる」も、その「働きすぎ防止」策の1つです。
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今後、国会でどうなるのか、
また詳細もまだ決まっていないようですが、 やはり、
「有給が年10日以上ある社員には、5日は取らせなければならない」となる確率が
大きそうです。
忙しい社員に年5日の有休をとらせるのはとても大変なこと。有給をとるために、その前後にまた大幅に残業や休日出勤が増えてしまうのでは、国の目指す「働きすぎ防止」からは程遠い、となってしまいます。
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この件は、
じゃあ思いきって人を入れようと思っても、なかなか応募もない、思うような人が採れない中小企業にとっては、とても大きな問題です。
今ここでお伝えできるのは、「生産性を上げる」とか、「適正人員・適正配置」とか、そんな「いわれ尽くされたこと」になってしまう、それが大変申し訳ないのです。けれど、なんにしましても来年4月から、今有休をとれていない「忙しすぎる社員」にも、会社が指定してでも、有給を年5日は取らせる、それがとても現実的になったことを、今回お伝えをさせていただきます。