「目標管理」 が光った瞬間!!

 今、多くの企業で取りいれられている目標管理。
 大切なことですが、従業員が「やらされ感」を持ってしまうことも多いように思います。
 今日は企業で管理職研修をさせていただきました。そしてその中で、目標管理について感じるところあったのです。

 

 この研修では、毎月管理職の皆さんお一人お一人に課題を設定していただき、次回その取り組み結果を発表していただく形をとっています。そして今日、その中でお一人の方が、

 

   「毎月自分の取り組んでいることを発表する場があることが、とてもうれしい。」

 

とおっしゃってくださったのです。
 私達は、もしも目標もなく仕事をしていたら、その成長スピードは限られてしまいます。ましてや達成感もなかなか持てないでしょう。また、何か目標を決めたとしても、一人でそれをやり遂げられない、実はとても弱い存在だと思います。

 

 一人ひとりが目標を持つこと、それを達成に近づけること、それは企業が企業のためにおこなわせるのではなく、従業員が自分自身のためにやる。そして実は「目標をたてさせ、結果を報告させること」が目標管理ではなく、目標を達成に近づけ、「やっていて良かった!」と思うことができるよう工夫すること、まさにそれこそが「目標管理」という仕組。

 そのために必要なのは、今回のように「発表する場」なのかもしれませんし、また、上司や仲間の声掛け、アドバイスかもしれません。また、社長のさりげない一言かも。

 
 あたり前といえばあたり前のことですが、その方のお話をうかがっていて、自分の中で目標管理が「ピカッ」と光った気がしました。

 

 講師をしながら逆に教えていただく、気づかせていただく・・・今日も皆さんにほんとうに感謝です。